日いづる処の美の日誌

光梅|美しいものを慈しむくらしの記録

美術館・歴史ある建物・庭園の楽しみ方|予習派と直感派、それぞれの魅力

美術館や歴史ある建築、庭園を訪ねるとき、皆さんは事前に調べてから出かけますか?それとも、直感を頼りに「面白そう」と感じた場所へ足を運ぶタイプでしょうか。

今回は、私なりの「アートや旅の楽しみ方」を綴りながら、皆さんはどちらのタイプなのか、ぜひお聞きしてみたいと思います。

突然ですが、皆さんは次のどちらのタイプに近いですか?

① バッチリ予習派
事前に本やネットで知識を蓄え、背景を理解してから訪れる、準備万端タイプ。

② ノリノリ直感派
SNSや口コミで「面白そう!」と心惹かれ、気持ちが動いたら、まずは足を運んで楽しむタイプ。

私は、明らかに後者の「ノリノリ直感派」です。

とはいえ、完全にゼロの状態で出かけるわけではありません。
テーマや、どのような作品が展示されているのかなど、基本的な情報には目を通しておきます。

あとは、現地に着いてからのお楽しみ。
そんなスタイルで、美術館や歴史ある場所を訪れています。

なぜこんな質問をしたかというと、以前、何度か訪れた場所で、ある光景に出会ったからです。

美術館や歴史ある建物を歩いていると、2〜3人のグループで来られている方々を見かけることがあります。

その中のお一人が、展示品や建物について、とても詳しく説明されている場面に遭遇するのです。

専門家の方なのかと思うほど、歴史や背景について豊富な知識をお持ちで、きっと心からその分野がお好きなのでしょう。

もしかすると、講座やセミナーに参加したり、本を読んだりしながら、ご自身で学びを深めてこられたのかもしれません。

ついつい聞こえてしまうので、少しだけ耳を傾けていると、

同伴されている方の、

「あら、そういうことだったの!」
「だから、あれと繋がるのね」

という弾んだ声が聞こえてくる。

バラバラだったパズルのピースが、きれいにはまっていくようで、私までワクワクしてしまいます。

すでに自分の中に豊かな知識という「前提」を持っているバッチリ予習派の方々にとって、現地を訪れることは、きっと極上の「答え合わせ」の時間なのだと思います。

頭の中で描いていた歴史や背景が、目の前にある本物と重なっていく。

そんな楽しみ方ができるなんて、なんて豊かで格好いいのだろうと、つくづく尊敬してしまいます。

だったら、「光梅も、事前に調べて知識を入れてから出かければいいじゃない」という声が聞こえてきそうですね。

はい、おっしゃる通り。

けれど、私は、その場所に立った瞬間に受け取った「第一印象」を大切にしています。

「こう感じたんだ」
「こう見えたんだ」

と、自分自身の感性に驚いたり、面白がったり、ときには期待していたものとは違って、少しがっかりしたり。

そんなふうに揺れる自分の感覚が、我ながらなかなか愉快なのです。

なにせ私は、風の向くまま、気の向くままの風来坊なので(笑)。

そして、私の本当の楽しみは、ここから。

家に帰り、まだ余韻が残っているうちに、背景や疑問などを調べてみる。そこで得た知識が、一つひとつ私の中へ染み込んでいく。

また新たな疑問が浮かべば調べる。それを繰り返していると、次から次へと興味が広がり、気づけば最初に訪れた場所から思いもよらない扉をノックしていることがあります。

それが、私の愉しみであり、私なりの鑑賞法なのです。

そうして、この奥深い愉しみに気づけたのも、ブログに書き残しているからこそでした。

さて、最初の質問に戻ります。

皆さんは、じっくり調べてから出かける「バッチリ予習派」ですか?
それとも、私のように「へぇ、面白そう!」という気持ちをきっかけに、まずは足を運ぶ「ノリノリ直感派」ですか?

「私はこんなふうに楽しんでいるよ!」というお話、ぜひコメントで教えていただけると嬉しいです。

これからも、引き続き、よろしくお願いいたします。