DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)を知っていても、頭の中の不安や思考のループは止まらなかった。脳疲労と向き合いながら、「今ここ」に意識を戻す時間について綴ります。

ここ数週間、私は試していた。
脳疲労の防ぎ方。
脳の休ませ方。
質と量のバランスが取れた睡眠。
けれど、
寝付けない日もあれば、眠りが浅い日もある。
ストレス要因から離れれば、すぐに回復すると思っていた。
私の頭の中は、休めていない。
考えないようにしているつもりでも、頭の中では、物語が展開していた。
通り過ぎてしまった遺憾な日々と、将来の不安。
自分で、この記事を書いたのに。
思考のクセ。
不安のクセ。
頑張り続けるクセ。
朝、5:30に目が覚める。
習慣は、簡単には変わらない。
まずは、
その事に気付けたのだから、一休み。

そうだ、美味しいもの飲もう。
温かいハーブティーをカップに注ぐ。
スマホを見ない。
テレビも見ない。
PCも開かない。
「ぼーっ」と窓の外を見ながら、ハーブティーを飲んでいた。
「ぼーっ」としているのだから、これでよし。
……とは、いかなかった。
いつも、心ではザワザワしている。
・仕事のミス。
・私の身体や脳は、今、どんな状態?
・これから、どうなる?
無意識に、過去や未来への思いが、
行ったり、来たり。
あぁ、そう。
また、始まった。
「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」
記憶の整理や創造性にも関わる脳の働きだ。
けれど今の私には、
少々やっかいな存在になっている。
DMNが働いている時、意識は「自分の内側」に向いている。
脳の中では、「物語」が勝手に進み始める。
「あの時、あんなこと言われたな。(過去)」
「明日、あれをやらなくっちゃ。(未来)」
過去の記憶の整理、未来の不安、自分の今の感情など、「自分語り」が頭の中で自動再生されること。
意識が「自分」というフィルターを通して過去や未来へ飛んでいる。
だから、目の前の現実からは切り離されている、ように思える。
けれど、
「悩み」に繋がれば、脳は休まるどころか疲弊に変わる。
自動再生、恐るべし。
「いけない。脳を休ませなくては」
そう思い、意識を「自分の外側」へ。
そのまま、窓の外から、遠くの青空に浮かぶ雲を見ていた。
雲の形が面白い。
龍神様、現れるかな?
ただ、純粋に観察。
これが、DMNの反芻を強制的に止める方法。
また、
目の前にある、ハーブティーへ視線を戻す。
赤い色がキレイ。
桃とローズヒップとラベンダーなどのブレンド。
甘酸っぱさが、やさしい。
この酸味、何が入っているのだろう?
うんうん。
香りが甘い、桃の香り。
煎じるとラベンダーの香りは消えるのね。
ハーブティーの色や香り、味わい。
この、感覚を探る流れ。
それは、
「自分の内側」へ潜っていくこととは違う。
五感を通して、
ちゃんと「今ここ」に意識が戻っている。
これも、DMNの反芻から、抜け出せた瞬間の一つ。
さらに、
推しの動画や、今、大人気のパンチ君の動画を観ている時。
瞳はハート。
口角も上がりっぱなし。
過去の後悔や、未来の不安を考えていない。
気づけば、
頭の中のグルグルが、少し止まっている。
夢中になる時間って、
脳を休ませることにも、
繋がっているのかもしれない。
完璧には、できなくてもいい。
けれど、
意識を「今ここ」へ戻すだけでも、
胸の中のザワザワも、
思考のループも、
少し静かになる気がした。
焦らず。
少しずつ。
脳を休ませる時間を、増やしていこう。
窓辺に立つ。
空を見上げる。今日も広い。
そうだ。まずは、一服から。